こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!
家庭菜園を始めたいけれど、何を揃えればいいか分からない。
そんな初心者の方に向けて、この記事では、初心者でも簡単に始められるプランター栽培に必要な道具をご紹介します。
100円ショップで買える道具もありますので、ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。
必要なもの / あると便利なもの
必要なもの
■育てる容器(プランターなど)★◆
■土(野菜用の土)★
■種子★ または 苗◆
■スコップ★
■水
■水を与える道具(ジョウロなど)★
育てる野菜によって必要なもの
■支柱★
■園芸用ネット★
■固定道具★
■肥料★
あると便利なもの
■鉢底石★ または 鉢底ネット★
■防虫スプレー◆
■防虫ネット◆
■不織布★
■土の保護材★◆
■剪定ばさみ★
■土ふるい★
■手袋★
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★=100円ショップ、ネット通販等で購入可能
◆=ネット通販等で購入可能
販売状況が変わる可能性があります。ご購入前に最新の情報をご確認ください。
必要なもの
育てる容器
プランターで育てるのが一般的ですが、牛乳パックを加工して育てることもできます。
プランター
プランターを選ぶときのポイントは以下の通りです。
- サイズ:育てる野菜によって必要なサイズが異なります。それぞれの野菜に合ったサイズを選ぶことが大切です。プランターサイズについては、栽培方法の記事にも触れていますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
- 素材:プラスチック製は軽くて扱いやすく、陶器製は見た目が良く安定感があります。
- 排水性:底に穴が空いているものを選ぶことで、根腐れを防ぐ効果が期待できます。
牛乳パック
小さいプランターの代わりに使える容器として、牛乳パックも利用できます。牛乳パックを加工する手間はありますが、コストを抑えることができ、リサイクルにもなります。
牛乳パック加工手順
- 牛乳パックを洗って乾かす
- 上部または側面(植物を育てる面)を切り取る
- 側面に排水用の穴を開ける
- 必要に応じてテープなどで止める
詳しい牛乳パックの加工方法については、別の記事でご紹介していますので、良かったら参考にしてくださいね。

育苗ポット + 鉢底ネット
種まき用には、育苗ポットが便利です。
- 育苗ポット:種まき用の小さな容器です。苗を育てるために使い、発芽後は成長した苗をプランターに植え替えます。
- 鉢底ネット:網目状のネットで、育苗ポットの底に敷くと、害虫の侵入を防いだり、通気性や排水性が良くなり、根腐れを防ぐ手助けをします。
また、育苗ポットではなく、直接プランターに種をまいて育てる方が適している植物(ニンジン、大根など)もありますので、状況に応じて選んでくださいね。
土(野菜用の土)
販売されている土の種類はたくさんありますが、初心者には、そのまま使える野菜用培養土が便利です。トマト用の土など、特定の植物専用の土もあります。
また、一度使った土の処分に困ったことはありませんか?土の改良材を混ぜることで再利用でき、コストを抑えながらリサイクルもできます。
- 野菜用培養土:野菜が元気に育つために必要な栄養分、保水性、排水性、通気性がバランスよく含まれています。
- 専用の土:いちご用、トマト用など、特定の植物向けに作られた土です。その植物の成長に適した配合になっています。
- 土の再利用:使い終わった土は栄養が不足していることが多いですが、土壌改良材(リサイクル材)を混ぜることで、再利用ができます。
種子 または 苗
種子
ダイソーなどで、2袋100円程度で購入できる種子もあります。専門店の種子でなくても、特に問題なく収穫できています。
苗
苗から育てると成長が早く、失敗が少ないので初心者向きです。
苗の選び方、苗の植え付け方法についての記事を書きましので、良かったらこちらもご覧ください。


スコップ
土をプランターに入れたり、植え付けをするときに便利な道具です。プランター栽培では、小型のスコップが使いやすいです。
水 + 水を与えるための道具
水は、水道水でOKです。以下は、植物に水を与えるための道具の一例です。どれを使うかに決まりはありませんので、使いやすいものを選んでくださいね。
- ジョウロ:ノズルの先が細かいものを選ぶと、水を優しく与えられます。
- ホース:大きいプランターの水やりに便利です。
- 霧吹き:発芽したばかりの苗には霧吹きを使うと優しく水を与えられます。
-
ペットボトル:穴をあけて簡易的なジョウロとして利用できます。
育てる野菜によって必要なもの
支柱
支柱は、背が高くなる野菜(ナス、ピーマンなど)や、つる性の植物(きゅうり、ゴーヤなど)を支えるために使う道具です。
風で倒れたり、実の重みで茎が折れるのを防ぐのに役立ちます。また、防虫ネットや不織布をかけるときにも使えます。
- 支柱の種類:プラスチック製や竹製などがあります。プラスチック製の支柱は、100円ショップでも購入でき、便利です。
- 支柱の形とサイズ:形は、ストレート型(棒状)、あんどん型(円形)、トンネル型(アーチ状)、格子型などがあり、サイズも様々です。育てる野菜の特徴やサイズに合わせて選んでくださいね。
- 代用品:苗が小さいときは、割りばしや木の棒などでも代用できます。
園芸用ネット
つる性の植物を育てるときに便利です。ネットを支柱などに取り付け、植物のつるを誘引することで、成長をサポートします。
- ネットの役割:風や雨で植物が折れるのを防ぎます。また、ネットに植物のつるを誘引することで、植物の成長が均等に広がり、収穫しやすくなります。
- 設置のポイント:風や植物の重みでネットが外れないように、支柱などにしっかり固定してください。
- 誘引時の注意点:植物のつるをネットに誘引するときは、無理に引っ張らず、優しく誘引します。ひもを使うときは、八の字に結んで少し余裕を持たせるとよいです。
- 代用品:ネットがなくても、たとえば格子型の支柱や、支柱にひもを巻き付けてネットのようにすることでも代用できます。つるが伸びやすい環境さえ整っていればOKです。
固定道具
固定道具はさまざまな種類があり、植物を支柱やネットに固定したり、つる性の植物のつるを誘引するときに役立ちます。どれを使うかに決まりはなく、それぞれに特徴があります。
ここでは初心者の方が使いやすいものをいくつかご紹介しますので、使いやすいものを選んでくださいね。
- 麻ひも:天然素材で通気性が良く、環境にも優しいです。
- ビニールひも:柔らかいプラスチック製で、植物を傷つけにくいです。
- 支柱クリップ:支柱に植物を固定するための園芸用クリップで、取り外しも簡単です。
- その他:家庭用洗濯ばさみは、防虫ネットや不織布を設置する際に便利です。
肥料
肥料にはさまざまな種類があり、それぞれに異なる役割があります。ここでは、初心者の方向けに、肥料のパッケージに書かれている数字の意味と、液体肥料と固形肥料についてご説明します。
肥料の三大要素(N-P-K)
肥料には三大要素(窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K))があり、これらが植物の成長に必要です。
肥料のパッケージに表示されている数字(例:8-8-8)は、肥料に含まれる(窒素(N)- リン酸(P)- カリ(K))の割合を示しています。それぞれの役割を簡単にご説明します。
- 窒素(ちっそ)(N):葉や茎を育てるために必要な要素です。
- リン酸(りんさん)(P):花や実の成長を促してくれる成分です。
- カリウム(K):根の成長を促し、植物全体の健康を保ちます。
液体肥料・固形肥料
- 液体肥料:水に薄めて使用し、速効性があります。
- 固形肥料:ゆっくりと効果が現れるため、長く栄養を補給できます。
あると便利なもの
鉢底石 または 鉢底ネット
鉢底石と鉢底ネットは、プランターの底に敷いて使います。どちらも水はけを良くし、根腐れを防ぐ役割があります。プランターの大きさや育てる植物に合わせて、どちらを使うか選んでくださいね。
鉢底石(はちぞこいし)
鉢底石(はちぞこいし)は、軽石(かるいし)や黒曜石(こくようせき)などでできた石で、プランターの底に敷くことで水はけを良くします。
ネット入りの鉢底石を使うと、土を入れ替えるときに石をまとめて取り出せるので、後片付けがラクです。
主な効果
- 余分な水分が溜まりにくく、根腐れを防ぎやすくなります。
- 大きなプランターは土の量が多く、水がこもりやすいため、水はけを良くするのに役立ちます。
- 排水穴が底にあるプランターを直接地面に置くと、排水穴から水が抜けにくくなることがあります。鉢底石を敷くと水はけを改善するのに役立ちます。
- 鉢底石は、ネット入りも売っていますが、洗濯ネットや排水ネットなどに入れて使用することもできます。
注意点
- 小さいプランターや浅いプランターは、鉢底石を入れると土の容量が少なくなるため、使わなくても問題ありません。
- 鉢底石を使わないときは、鉢底ネットを敷くと良いです。
鉢底ネット(はちぞこねっと)
鉢底ネットは、プランターや育苗ポットの底に敷くネット状のシートです。
主な効果
- 排水穴から土が流れ出るのを防ぎます。
- 水はけが良くなり、根腐れを防ぐのに役立ちます。
- 排水穴から害虫(ナメクジなど)が入るのを防ぐ役割があります。
- はさみで簡単に切って使えるタイプもあり、サイズ調整がしやすく便利です。
防虫スプレー
防虫スプレーとは、植物を害虫から守るために使うスプレータイプの薬剤です。害虫がつくのを防ぐ予防用と、すでについてしまった害虫を退治する駆除用があります。
防虫スプレーの役割
- 虫を寄せつけない(予防用): 事前にスプレーして、害虫が植物に寄りつかないようにします。
- 害虫を駆除する(駆除用): すでについてしまった害虫を退治し、植物の被害を抑えます。
注意点
- 野菜など食用の植物に使用するときは、食品対応のスプレーを選んでください。
- 多くの害虫は葉の裏側に隠れているため、裏側にもまんべんなく吹きかけるのが効果的です。
- 暑い時期は、朝や夕方の涼しい時間帯に使用してください。日中の直射日光が強い時間帯にスプレーすると、葉焼けを引き起こすことがあります。
防虫ネット
防虫ネットは、害虫から植物を守るために使います。植物全体を覆うようにネットをかけることで、害虫の侵入を防ぐ効果が期待できます。
設置方法
- 支柱を立てます。
- その上から防虫ネットをかぶせ、植物全体を覆います。
- ネットの下部はプランターの下にしまうか、ひもや洗濯バサミなどで固定し、下からの侵入も防ぎます。
注意点
- ネットに穴やすき間があると害虫が入り込む可能性があります。
- 設置後も定期的にチェックし、害虫がいないか確認すると安心です。
不織布
不織布には、植物を守るためのさまざまな効果があります。
主な効果
- 寒さ対策:霜や寒風から植物を守ります。
- 温度管理:日中の暑さを和らげ、夜間の冷え込みを防ぎます。
- 湿度安定:種まき後にかけると、土の乾燥を防ぎ、発芽しやすくなります。
- 外敵保護:種まき後、鳥が種を食べてしまうことがあるので、不織布をかけておくと安心です。
- 日差し調整:強い日差しから植物を守り、葉焼けを防ぎます。
設置方法
- 支柱を立て、その上から不織布をかぶせて植物全体を覆います。
- 種まき後の発芽用にかぶせるときは、支柱なしでOKです。
- 風で飛ばされないように、ひもや洗濯ばさみなどで固定します。
土の保護材
土の保護材は、苗を植えたあとに土の上に敷くことで、雑草対策、土の乾燥防止、雨の跳ね返り防止、土の温度を保つといった効果が期待できます。
どれを使うかに決まりはなく、それぞれに特徴があります。いくつかご紹介しますので、使いやすいものを選んでみてください。
- マルチシート:ビニール製のシートで、黒色が一般的です。切り込みを入れて苗を植えられます。
- ウッドチップ:木を細かく砕いたもので、ナチュラルな見た目が特徴です。
- 藁(わら):稲や麦の茎を乾燥させたものです。軽いため、風に飛ばされないように重しを乗せておくと安心です。
剪定ばさみ
成長した枝や葉を切るのに役立ちます。
土ふるい
土の中の 石やゴミ、古い根 を取り除いて、ふかふかの土にするのに役立ちます。また、プランターの土を再利用するときにも便利です。
手袋
作業時に手を保護します。
プランタースタンド
プランタースタンドは、プランターの底を地面から上げるための道具です。
プランターをスタンドに乗せることで、水はけが良くなり、根腐れを防ぐのに役立ちます。特に、底に排水穴があるプランターでは、水がうまく抜けず根腐れの原因になることがあるため、スタンドを活用すると安心です。
主な効果
- 水はけが良くなり、土が湿りすぎるのを防ぎます。
- 根に酸素が行き渡りやすくなり、根腐れのリスクを減らせます。
- ナメクジなどの害虫の侵入を防ぐのに役立ちます。
代用できるもの
- レンガやブロックなどで代用することもできます。
- プランターの四隅や中央部分の下に、排水穴をふさがないよう適度な間隔を空けてレンガやブロックなどを置くと、水はけを確保しやすくなります。
注意点
- 底に排水穴があるプランターを置くときは、排水穴をふさがないように気をつけてください。
- 風で倒れたり、ぐらつかないように設置してください。
まとめ
以上が、プランター栽培を始める際に必要な基本的な道具です。これらを揃えておけば、家庭菜園をスムーズに始められます。必要に応じて道具を少しずつ増やしていくのも楽しみのひとつですね。
今回は、初心者でも簡単に始められるプランター栽培の種まきに必要な道具についての記事でした。
ズボラさんでも楽しめる家庭菜園。
参考になれば嬉しいです。
共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただきありがとうございました。