こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!
小カブを室内で育てられるのをご存じですか?
この記事では、初心者でも簡単!ハイドロボールを使用した小カブの室内水耕栽培をご紹介します。
種まき~収穫まで。ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。
栽培の目安
植物名 | 小カブ |
科目 | アブラナ科 |
手間 | ★☆☆ |
難易度 | ★☆☆ |
難易度理由 | 簡単で育てやすい |
小カブは、成長が早く、どんどん変化していくので、成長過程を楽しみながら育てることができます。
簡単なので、初心者でも育てやすいです。
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★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です
小カブ
小カブの部分は、根っこではなく、胚軸(はいじく)という部分です。
胚軸とは、双葉から根っこまでの間の部分のことを言います。
小カブは、土の中ではなく、土の上で成長します。
土の上から顔を出して、少しずつ小カブの形に成長します。
用意するもの
今回は、以下を使った水耕栽培方法をご紹介します。
小カブは、大きく成長するため、大きめの容器を使うと育ちやすいです。
必要なもの
■大きめの容器(ザル・浅いボウル・深いボウル)
■培地(ハイドロボール)
■種
■肥料(水耕栽培用)
■水(水道水でOK)
あると便利なもの
■アオコ対策用の道具(アルミシート)
■植物育成用LEDライト
■霧吹き
■根腐れ防止材(珪酸塩白土)
このほかにも水耕栽培に使えるものがあり、こちらの記事にまとめましたので、よかったらご覧ください。
容器(大きめのもの)について
水耕栽培用の容器として、ザル、浅いボウル、深いボウル(下画像①②③)を使います。
ザルと浅いボウルはセットで売っていることが多いので、チェックしてみてください。
ザルは、深いボウルに収まるサイズを選んでください。
浅いボウルの役割(種まき時)
ザル(下画像①)を浅いボウル(下画像②)にセットして使います。発芽するまでは、水の量は少なめでよいので、浅いボウルを使います。
深いボウルの役割(発芽後)
根が生えてきたら、ザル(下画像①)を深いボウル(下画像③)にセットします。
小カブは成長すると、根っこがたくさん生えてきます。根っこが広がるスペースが欲しいので、深いボウルを使います。
2個100円の種
今回使用したのは、ダイソーで2個100円で売っていた種です。専門店で売っている種ではないですが、特に問題なく収穫できました。
種まき
種まきの手順
種まきから発芽までは、ザル + 浅いボウルを使います。
- 浅いボウルにザルをセットし、ハイドロボールを入れます。今回は小粒を使いました。
※ハイドロボールを初めて使うときは、何回か水を入れてすすぎ、水洗いしてから使ってください。 - ハイドロボールが浸るくらいの高さまで水を入れます。
- その上から種をパラパラふりかけて「ばらまき」します。
- 発芽までは乾燥防止用に、軽くラップをかけておきます。
※密閉はしないでください。 - もし表面が乾いていたら霧吹きなどで水を与えてください。
あると便利なこと(必須ではありません)
- アオコ(藻)対策:アルミシートで作った器型のカバーに入れて、容器に光が届くのをさえぎり、アオコ(藻)が発生するのを予防します。
- 植物育成用LEDライト:日当たりが悪い場所や、植物が徒長してしまう(細長く伸びる)ときは、LEDライトで光を補うと、育てやすくなります。
種まき方法と養液への変更方法は、共通です。
詳しくは、水耕栽培に関するこちらの記事で説明していますので、良かったらご覧ください。

発芽後の作業
発芽
種まきから2日後、発芽しました。
発芽したらラップをはずし、葉っぱが乾いていたら、水を霧吹きで吹きかけます。
根が成長したら養液に変更
発芽後は、「養液」を使って植物に栄養を与えます。
養液とは
水に水耕栽培用の肥料を溶かしたものです。
養液に変更するタイミング
植物の根がザルの底からはみ出すようになったら、浅いボウルは使わず、深いボウルに養液を入れて育てます。
養液の作り方
今回使用した水耕栽培用の肥料は「微粉ハイポネックス」です。
空の2Lのペットボトルに、微粉ハイポネックスを2g入れ、水で溶かして養液を作りました。
詳しい説明や方法は、こちらをご覧ください。
作業手順
- 深いボウルを用意します。
- 深いボウルに、根腐れ防止効果のある珪酸塩白土を入れます。(必須ではありません)
- 根っこが浸かるくらいの高さまで、養液を入れます。(養液の作り方は、上記をご覧ください。)
発芽後は、根の長さにバラつきがあるため、一番短い根も養液に届くようにします。
- 苗の入ったザルを、ザルごと浅いボウルから取り出し、深いボウルにセットします。
- 今後は、深いボウルにザルをセットした状態で育てます。
- アオコ対策として、アルミシートで作成したケースに入れて育てます。(必須ではありません)
- 養液が減ってきたら、必要な分を補充します。
根全体が養液に浸かると酸素不足になりやすいので、根の半分〜2/3くらいが浸かる高さまで養液を入れるようにしてください。
間引き
間引きとは
成長の過程で密集している苗や植物の一部を取り除く作業です。これにより、残った苗に十分なスペースと栄養を与え、健康的に育てることができます。
間引きのタイミング
間引きは、発芽して葉っぱが少し成長してきたころから、数回に分けておこないます。
詳しいタイミングや方法は、こちらをご覧ください。
注意点
間引きは成長の様子を見ながら数回に分けておこなうため、一度にたくさん間引かないように気をつけてください。
作業手順
- 1回目の間引きは、葉っぱが成長してきたころ、密集している部分を根っこごと引っこ抜きます。
- その後、成長につれて葉っぱが密集してきたら、株間が狭くならないように何回かに分けて間引いてください。
- 目安として、全部で2〜3回程度間引くことが多いです。
収穫
種まきから約2か月後、一番大きい小カブは、5cmくらいまで育ちました。
植物育成用LEDライトをあてて栽培していましたが、葉っぱが重なって光があまり当たっていない小カブは、小さめでした。
まとめ
小カブの水耕栽培は、ハードルが高いと思っていましたが、思ったよりも簡単に育てることができました。
成長過程が可愛らしくて癒されるので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
初心者の方でも育てやすいと思います。
今回は、初心者でも簡単!ハイドロボールを使用した小カブの室内水耕栽培についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。さらに、その成長過程にも癒されます。
ズボラさんでも楽しめる家庭菜園。
参考になれば嬉しいです。
共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。