こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!
牛乳パックで大根を育てるのは難しいと思われがちですが、実は小さめの大根なら意外と簡単に育てることができます。
この記事では、牛乳パックを使った室内での大根栽培を、初めての方にもわかりやすくご紹介します。
11月末に種をまいてから収穫まで、ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。
栽培の目安(関東地方)
植物名 | 大根 |
種まき時期 | 8月中旬~10月下旬 |
発芽に適した温度 | 15~30℃ |
発芽までの日数 | 約4~7日 |
収穫時期 | 11月上旬~翌年2月下旬 |
手間 | ★☆☆ |
難易度 | ★☆☆ |
難易度理由 | ・育てやすいです。 ・葉っぱが広がって成長するので、場所を取ります。 |
プランターが無くてもOK!
1つの牛乳パックで、1本の大根を育てます。
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★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です
用意するもの
- 牛乳パック(1リットルサイズ・使用済みのもの)
- 土(培養土または種まき用の土など)
- 種(大根の種)
- 水を与えるもの(ジョウロまたは霧吹きなど)
- スコップ(小さめのものがおすすめ)
加工作業に必要な道具
- はさみ
- 定規
- ペン
- 穴あけ用の道具(先のとがったもの)
- 防水性のあるテープ(補強用)
栽培補助としてあると便利なもの
- 受け皿(牛乳パックから水が出た時の受け皿になるものなら、なんでもOK)
牛乳パックの準備
高さを調整
- 使用済の牛乳パックを用意します。
- よく洗い、乾かしておいてください。
- 牛乳パックの上部「注ぎ口の折り返し部分」をはさみで切ります。
排水用の穴を開ける
牛乳パックには排水性がないため、穴を開けて排水口を確保します。
- 下から1cmくらい上のところに3か所穴を開けます。
- 4面全てに同じように穴を開けます。
- 穴を開けるときは、先が尖った道具を使用すると作業しやすくなります。
※手をケガしないように気を付けてください。
土の準備
土を扱うときはまわりが汚れやすいので、気をつけてください。
室内で行うときは、新聞紙を敷く・受け皿を使うなど、汚れ対策をしてから作業してくださいね。
できれば屋外での作業がおすすめです。
- 土を入れる
・牛乳パックに野菜用培養土を入れます。(鉢底石は入れません。)
・牛乳パックを軽く持ち上げて、トントンと落とすようにして土をならします。
・この作業を繰り返し、牛乳パックの縁から1cm下まで土を入れます。 - 水をかける
・穴を開けたところから水が出てくるまで、たっぷり水をかけて土を湿らせます。
※水と一緒に土が流れ出てきます。室内で作業するときは、受け皿の上に置くなど、周囲が汚れないように気をつけてください。
種まき
種子
今回使用したのは、ダイソーの2個で100円の大根の種です。
種まき
- 土の上に、種まき用に1cmの深さの円形の凹みを作ります。ペットボトルのフタを使うと簡単にできます。
- 凹みの中に、均等になるように種を3~4粒まきます。
- 種の上から土をかぶせます。大根の種は発芽する際に光を必要としない「嫌光性種子」ですので、上から1cmの土をかけてください。
- 土をかぶせた後、手で軽く押さえて土と種を密着させます。
- 最後に水を軽くかけます。
乾燥対策
- 発芽するまでは、乾燥対策として、ラップを上から軽くかけておきます。
- 土が乾いていたら、水を与えてください。
- 発芽後は、ラップをはずしてください。
発芽までの場所
- 大根の種は、発芽するまで光を必要としない「嫌光性種子」なので、日当たりを気にする必要はありませんが、温度が大切です。
- 寒い時期は、発芽が難しいときがあります。発芽するまでは、発芽適温の15~30℃の場所が良いです。
水やり
- 土の表面が乾いていたら水やりをします。
- 牛乳パックの排水口から水が出てくるため、受け皿などの上に乗せておくと良いです。
間引き
間引きとは、種をまいたあとに発芽した苗が密集しすぎないように、一部の苗を取り除いて間隔をあける作業のことです。間引きについての詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。
間引きの方法
- 発芽し、小さな葉っぱが成長してきたら、2本だけ残して間引きます。
- さらに成長し、葉っぱと葉っぱが密集してきたら、1本だけ残して間引きます。
間引きするときのポイント
- 成長が遅いものや変色している葉っぱなどを引き抜きます。
- 最終的に大きくまっすぐ成長しているものを残すようにしてください。
- 引き抜いて間引きするときに、残したい苗まで抜けてしまわないように、注意が必要です。
- 残したい苗の根元を手で押さえながら、間引きたい苗をゆっくり引き抜いてください。
今回育てた場所(室内)
今回は、発芽するまでは温度管理が必要だったため、エアコンの利いた部屋に置いていました。
その後、大根の葉っぱが成長し、育てていた棚の高さが足りなくなったため、エアコンを使っていない部屋の南側の窓際の棚へ移動させました。
次に、そのときに行った対策をご紹介します。
防寒対策
エアコンを使っていない部屋での栽培だったため、棚ごとにアルミシートを取り付け、棚全体を透明ビニールで覆って防寒対策をしました。
イメージ画像は、ミニニンジンの牛乳パック記事にのせていますので、よかったらこちらからご確認ください。
スペースの確保
大根の葉っぱは、横に広がり、縦にも伸びていきます。
そのため、牛乳パックの幅よりも広めのスペースと、十分な高さのある棚を用意しました。
収穫
- 牛乳パックを切ると、収穫しやすいです。
- 牛乳パックごとに1本ずつ育てた大根を収穫しました。今回は小さめの大根が育ちました。
まとめ
今回の牛乳パック栽培では、かわいらしい小さな大根が育ちました。大きく育てるにはちょっとした工夫が必要かもしれませんね。
成長過程で大根の葉っぱがぐんぐん育っていく様子は、見ていてほっこりした気分になりました。
ご興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね。
ミニ人参の牛乳パック栽培(室内)
同じ時期にミニ人参も牛乳パックで育てました。よかったらこちらの記事もご覧ください。

今回は、牛乳パックを使った室内での大根栽培についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。さらに、その成長過程にも癒されます。
ズボラさんでも楽しめる家庭菜園
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。