こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!
プランターで育てたししとうを料理に使ったとき、「あれっ、辛い!?」と驚いたことはありませんか?
気になったので調べてみたところ、ストレスが原因のひとつのようです。
この記事では、ししとうが辛くなる原因とその対策について、初心者にも分かりやすくご紹介します。
なお、私自身は辛いのが好きなので、今回ご紹介する対策は私自身が実際に試したものではなく、調べた情報をもとにしています。環境によって効果が異なることもあるため、ご参考までに、ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。
辛くなる原因のひとつはストレス
ししとうの辛味は、「カプサイシン」という成分によるものです。これはトウガラシにも含まれている辛味成分です。
本来ししとうはそれほど辛くない野菜ですが、環境からのストレスを受けると、カプサイシンの量が増えて辛くなることがあります。
ししとうにとっての主なストレス
- 乾燥:土が乾燥した状態が続くと、ししとうにとってはストレスになります。
- 水分不足:土が湿っていても、根が傷んでいると水をうまく吸えなくなることがあります。
- 暑さ(高温):高温の日が続くと、ししとうは負担を感じやすくなります。
- 肥料切れ:肥料が不足すると、成長に必要な栄養が足りず、ストレスになります。
- 昼夜の温度差:昼は暑く、夜は急に冷えると、環境への適応にエネルギーを使ってしまいます。
- 害虫被害:虫に葉や茎をかじられると、防御反応としてカプサイシンが増えることがあります。
辛くなりにくくする対策
環境からのストレスをやわらげてあげることで、辛くなりにくいししとうを育てることが期待できます。
ここでは、家庭菜園でも実践しやすい対策をご紹介します。
水やり
- 土が乾きすぎないよう、朝と夕方の2回を目安に水やりします。
- 特に夏は、日中の水やりを避けて、朝か夕方の涼しい時間帯に。
- 水道から出てくる水が熱くなっていないかにも注意してください。
土の乾燥・暑さ対策
- 土の表面をマルチシート・ウッドチップ・藁(わら)などで覆うと、乾燥や直射日光を防げます。
-
根の温度上昇も抑えられるので、暑さから根っこを守ることができます。
高温対策
- 遮光ネットを使うと、強い日差しから守れます。
- プランターを日陰に移動させるのも一つの方法です。
肥料の与え方
- 植え付けから3週間ほどしたら、追肥をスタートします。
- 固形肥料は2週間おき、液体肥料は週に1回を目安に。
-
肥料の量が多すぎても少なすぎても負担になるため、株の様子を見ながら調整してみてください。
昼夜の温度差対策
- 急な気温変化がありそうな時期には、遮光ネットや不織布カバーが活躍します。
-
プランターを夜の間だけ風の当たりにくい場所に移しておくと、冷え込みの影響をやわらげやすくなります。
害虫対策
- 虫に食われる前に防虫スプレーをかけておくと安心です。
- 防虫スプレーをかけるときは、暑い時間帯は避けます。
- 定期的に葉や茎を観察し、早期に害虫を発見して駆除します。
品種による違い
- ししとうにはいくつかの品種があり、もともと辛味が出やすい品種もあるようです。
- 種や苗を選ぶときは、「辛味が少ない」と書かれている品種を選ぶと安心かもしれません。
見た目で“辛いかも?”を見分けるヒント
辛いししとうには以下のような傾向がみられるようです。
環境や育ち方によっても差が出てくるため見た目だけで判断するのは難しいかもしれません。
「もしかしたら辛いかも。」くらいの感じで、一つの目安にしていただければと思います。
先がとがっている
下の画像は、実際に育てたときのししとうの写真です。
- 育て始め(画像上):辛味が出る前のししとう。先端が丸まっています。
- 辛味が出てきたころ(画像下):辛味があったししとう。先端がとがっています。
その他のポイント
以下のような特徴があるししとうも、辛い可能性があります。
- 実が細長くて小さめ
- 表面にシワや凹凸が多い
- 中の種の数が少ない
ししとうの栽培方法
ししとうの栽培方法は、こちらの記事にまとめました。よかったらこちらもご覧ください。

まとめ
ししとうが辛くなってしまう原因は、はっきりと特定できないこともありますが、調べていく中で「日々のお世話でストレスを減らすこと」が、辛味を抑えるポイントとしてよく挙げられていることがわかりました。
確実に辛くないししとうを育てるのは難しいかもしれませんが「こういう工夫もあるんだな」と一つの参考にしていただけたら嬉しいです。気になるものがあれば試してみてくださいね。
今回はししとうが辛くなる原因とその対策についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。さらに、その成長過程にも癒されます。
ズボラさんでも楽しめる家庭菜園。
参考になれば嬉しいです。
共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただきありがとうございました。